カメラマンは、「写真家」や「フォトグラファー」「スチールカメラマン」などとも呼ばれます。
主にポートレート、風景、商品写真、イベント撮影、風景撮影、記念撮影、報道写真など、様々な分野の写真を撮影します。クライアントに求められている商業用の写真撮影はもちろん、自らのアートワークのために撮影し、個展を開催するケースもあります。近年では静止画に加え動画の撮影が求められることも多く、対応できるカメラマンも増えている傾向にあります。
カメラ一台でフットワーク軽く撮影することや、撮影用の照明技術を駆使してスタジオで撮影するなど、活動のフィールドは実に様々。
使用する機材は、以前はデジタル一眼レフカメラが主流でしたが、昨今ではミラーレス一眼カメラに移行していたり、編集のためにパソコンのソフトのスキルが求められたりとデジタル関連の技術も大いに求められます。
カメラマンの収入は、地域、経験、スキルレベル、勤務形態(正社員、パート、フリーランスなど)、さらには勤務する会社の規模などによって異なります。正社員なら平均年収が466万円(※令和4年度賃金構造基本統計調査より)。
初心者から経験豊富なカメラマンまで、キャリアの進展によって収入も増加することが期待されます。
カメラを購入して独学でスキルアップしていくことも可能ですが、大学や専門学校でカメラの基礎や設定、照明の知識、撮影の技術、ジャーナリズム、マスコミュニケーションといった分野についてのノウハウを学び、幅広い視野を身につけてから就職するケースも多いです。カメラの技術プラスアルファで、写真の補正などデジタルの知識などがあるとさらにいいでしょう。
就職の際に役立つのは、写真を学んできた経験や実際に手掛けたポートフォリオなど。専門学校では、こうしたスキルを大切に学ぶので、カメラマンとして即戦力となることができたり、将来の幅が広がることも特徴です。作品のポートフォリオを作成し、自分のスキルやスタイルをアピールできるようにしましょう。そのうえで、プロのカメラマンのアシスタントをしたり、企業のインターンシップに参加するといった方法で経験値を高めることも必要です。
一般的に、カメラマンになるために特定の資格は必須ではありません。写真撮影は芸術やクリエイティブな表現の一環であり、資格よりも実際のスキルや経験が重視されることが多いです。
一方で、写真学校や美術学校で写真を学んだという経験があれば評価の一つとなることも多いです。また、仕事を行う上で役立つ資格もいくつかあるので、紹介します。
どのような写真を撮りたいかで分かれた8つのコースで、将来目指す仕事のスキルをしっかりと身につけます。
カメラ機材の扱い方から撮影方法、現像方法やデジタル処理の技法まで、基礎からしっかりと身につけられるので初心者でもプロのカメラマンを目指すことができます。